「壊れそうなときに立て直す力」
結婚や恋愛の話になると、
「相性が合うかどうか」がよく話題になります。
最近は、価値観や条件をしっかり確認する
ロジカルラブとよばれる考え方も広がっています。
それは、失敗したくないという
まじめな思いの表れでもあると思います。
でも、人生は、
思ったとおりには進みません。
どれだけ相性が良くても、
ケンカをしたり、
言葉が通じなくなったり、
「もう無理かもしれない」と感じる瞬間が
必ずやってきます。
そのときに大切になるのは、
うまくいかない時に、どうするかです。
金光教には、
「縁談には、相性を調べ見合わせるより、
真(まこと)の心を見合わせよ」
という教えがあります。
これは、
相性を見るな、という意味ではありません。
それよりも、
うまくいかなくなったときに、
この人はどう向き合う人なのか、
そこを見なさい、という教えだと思います。
結婚は、
相性の良さを証明する場所ではありません。
むしろ、
思いどおりにならない現実の中で、
真の心を育て続けていく関係です。
傷ついたときに、
相手を切り捨てるのか。
それとも、
もう一度向き合おうとするのか。
恋愛のドキドキは、
いつか落ち着きます。
でも、
一緒に過ごした時間や、
大切に思った記憶は、
関係が壊れそうなとき、
立て直す力になります。
相性よりも、
「この人となら、
うまくいかない時も一緒に考えられるか」
そんな問いを、
心に残していただけたらと思います。
