心のS/N比

私たちの心には、いつもさまざまな思いが行き交っています。何も考えまいとしても、雑音のように思いがわいてきます。その「心の雑音」を「熱雑音」にたとえてみたいと思います。
熱雑音とは、金属の中を流れる電子が、温度によってランダムに動くことで生じる音です。何かが壊れているのではなく、そこに熱がある限り自然に生じる現象です。人間の心も同じで、生きているかぎり思いや感情が動き続けています。心が波立つのは、あたりまえのことです。
けれども、その雑音に心を奪われてしまうと、神さまのお働きや、人のまごころに気づけなくなります。電気回路では、「信号対雑音比(S/N比)」を上げる、つまり雑音を消すのではなく、信号と雑音の比を高めて、意味ある音を取り出します。私たちも「雑音をなくす」より、「神さまの声を聞き取る心」を養うことが大切です。
熱雑音は温度が高くなるほど大きくなります。心も同じで、怒りや焦り、恐れなどで心の温度が上がると、雑音が増してしまいます。反対に、ご祈念やお礼の心で静まるとき、心は冷め、神さまのお働きがすっと通います。
「おかげは和賀心に」あるのです。心の雑音が静まると、神さまの声が聞こえてきます。

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